読者からのメッセージ

Part9



イアン・グッドエーカー カナダ 03/02/11

私は昨日ウェブを検索していて偶然に「原子爆弾による被爆の記録」に出会い寺尾さんの記事を読みました.今日は再度ここを訪れ,読者からのメッセージを読みました.この記録は人の思想に非常に感銘を与えるものです.私はこのようなサイトを維持しているあなたやメッセージを寄せられた方々にお礼を申し上げるものです.

私は戦争というものをテレビや本でしか知りませんでした.それもアメリカの視点から製作されたものばかりでした.たとえば私は若いころニューヨーカー社から出版された「ヒロシマ」という本を祖父からもらって読んだことがあります.そしてこのたび寺尾さんの記事に出会いました.私は平和でない社会や世界ではなく今ここにこうして安らかに暮らしていられることをとても幸せに思います.

私は自身を楽観的な人間と思います.憎しみや暴力というものを体験しなかったらどうしてそれらを止めることができるのだろうかと疑問に思うこともあります.私には何ができて,そして何をなすべきなのでしょうか.

寺尾さんが原爆を体験されてからずいぶん長い時間が経ちましたが今日,こうしてもう一人の人間の心を揺り動かしたのです.

ありがとうございました.


カナダ
イアン・グッドエーカー


ヘンリー A. ジェーウェル U.S.A. 03/02/21

私は寺尾先生のサイトを読み,非常に感激しました.先生の被爆体験と核兵器廃絶の願い・・・

私の父はヒロシマに原爆が投下されたときはアメリカ陸軍でヨーロッパにいました.父の所属する部隊は日本に進駐する準備をしていましたが原爆投下という事態が発生したので結果的には日本には行きませんでした.

父はアメリカに帰り,結婚して3人の子供を設けました.父は普段はアメリカの核開発の仕事をしていました.このため数多くの有害核物質にさらされていました.父は転移性ガンで亡くなりましたが恐らくこれは核物質に長年接触していたからだと思います.

私たちはみな高い代償を払ってきたのです.核兵器は決して二度と使われてはなりません.日本とアメリカはいつまでもよき友人であり続けますように.

私の兄は日本に2年間住んでいたことがあります.個人的にも多くの友達ができたようです.アメリカに帰ってきたときには大の日本びいきになっていました.私の周りにも多くの日系アメリカ人がいます.日本はすばらしい文化を持った国であり,尊敬しています.

アメリカ
ヘンリー A. ジェーウェル



向井 美穂 東京都 03/06/16

私は、小学六年生のときに第二次世界大戦のことを学校で一年間勉強しました。もちろん、原爆のことも含めてです。
その授業を行うときは、いつも怖いと思っていました。だいたいは、沖縄戦のことでしたが広島についてもやりました。
十月に沖縄に行き、体験者の方々の話を聞きました。いつも気がつくとメモをとっていたノートが涙でぐしゃぐしゃになりました。
どうして罪のない人々が沢山死ななければならなかったのか私には、全くわかりません。HPを拝見させていただき、また新たに思いました。
体験者の方々がどんな思いで語ってくれたのか、それは、みんな同じように「こんなに悲惨な事は、二度と繰り返してはいけない。」ということでした。
私は、戦争とは殺人兵器の見せ合いだと思います。殺し合いで得るものは、権力などのくだらないものと亡くなった人々の悲しみだと私は、考えています。だから私は、今出来ることに努めたいと思っています。
こんな話を見てくださって本当に有難うございました。
   中学一年     向井 美穂


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